子宮頸がんワクチン捏造報道に対する池田修一の抗議、リンク先より。
「全体的に私を陥れようという表現に終始している上に」等と記載され、告発側が悪意だと強調している。J-ADNI改ざん事件で厚労省職員のミスによって告発者の氏名が被告発者に伝わってしまった事があり、あの時も被告発者は告発者を悪く言っていた。
被告発者は告発者を殊更に悪くいうのが普通なのかもしれない。被告発者を基準に判断したらほとんどの告発は悪意になるかもしれない。調査裁定側は中立公正でなければならないので、被告発者の一方的な言い分で判断するのは不適切だ。
池田修一は一刻もはやくこの問題が解決し、診察や研究活動に専念したいと述べたが、名誉棄損訴訟をすると泥沼化し、希望と逆の事態となるだろう。
今まで裁判で争われた研究不正事件は井上明久事件、上原亜希子(関連)の捏造事件などがあり、泥沼化した。これらは5年以上争われた。一刻もはやく診察や研究に専念したいなら本調査結果を受け入れるだけにした方がいい。
上原亜希子はデータ流用の証拠が山のようにあって捏造は明らかだったのに不正を否定し5年以上裁判で争い続けた。勿論、敗訴。なぜ争い続けたのか全くわからなかった。たぶん、研究者の職務に固執していて、懲戒解雇にされたのが悔しくてたまらなかったからだろう。
上原亜希子は1969年5月生まれ、1996年3月鹿児島大学歯学部卒業だから2年遅れで下位大学を卒業した。2003年3月24日に東北大学から博士(歯学)を取得。当時33歳。東北大学歯学研究科助教となり、2008年3月に日本細菌学会黒屋奨学賞授賞、写真1,写真2,写真3、写し1,写し2,写し3。この頃は上原亜希子の研究者人生で絶頂だったのかもしれない。
下位大学を2年遅れで卒業し、やっと這い上がった感じで、これからという感じの時の2008年7月に大量の捏造を告発された。当時38歳。それで大量の捏造が認定され、懲戒解雇されたのだから、一気に地獄の底に突き落とされたという感じかもしれない。おそらく上原亜希子にとってはこつこつと積み上げてきた研究者としてのキャリアが台無しになってしまったので、余りにショックが大きく、明らかで悪質な捏造でも受け入れられなかったのだろう。だから敗訴確実の裁判で5年以上争い続けたのかもしれない。
上原亜希子はコピペクィーンとよばれ、研究者生命は完全に断たれたので研究者として復活していない。現在は仙台であおい杜在宅歯科クリニック仙台中央を開院し歯科医師として勤務。現在47歳で独身。現在も捏造を否定しているのだろうか。
思えば小保方晴子も捏造を否定し続けている。
上原亜希子と小保方晴子の共通点は実力がないのに捏造、改ざんを続けてのし上がってきた事とルックスを武器にしていた事だ。「ポストのために体を売る女性研究者」で紹介したとおり、実力を判断する仕組みを作る事が重要。
思えば二人ともネットで捏造を指摘された事が発覚のきっかけでコピペクィーンというのも共通だ。上原亜希子は2007年に2chでの指摘で捏造が発覚した。ただし、匿名告発だったので受理されなかった。小保方晴子のSTAP論文やTE誌の論文の捏造、改ざんはPubPeer等の指摘で発覚し、私の解説が契機となりSTAP騒動になった。
悪質な不正行為者は共通点があるのか。