内閣府が仮説段階の成果を表彰したことが報じられた[1]。[1]によると「内閣府の革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)の研究チームが、実験方法に科学的な裏付けが足りない結果を成果として発表した。[1]」、「そもそもこのコンテストには問題がある。実際の測定方法が科学的な常識に沿っていないことだ。例えば薬の効果を示す際は、飲んだ人と飲まなかった人の効果を比較する。飲まない人のような比較対照群がいるわけだ。コンテストにはこれがなく、飲んだ人の前後の変化だけをみている。これでは効果を科学的に示したことにはならない。[1]」
こういう事は科学ではないと思うが・・・。前に信州大学医学系が子宮頸がんワクチンの副作用の研究で予備的段階の研究成果をテレビなどで発表して捏造が疑われた事があった。実験方法に科学的な裏付けが足りない結果を認識しながら発表したら故意だし、それは不適切ではないか。
『参加企業からは比較対照群を設ける要求もあったが「予算の関係でPMに断られた」(参加者)。[1]』というから、故意だ。PMは山川義徳。
必ず科学的な成果を発表しなければならない。
参考
[1]日経産業新聞 2017年4月12日付