昨日HEROを見たら被疑者を起訴して余罪を追究すると冤罪を暴いてしまう危険があり起訴をためらう城西支部の職員たちが描かれた。検察上層部を敵にまわすかもしれないし、仕事をやめることになるかもしれない。みんな保身を考える。しかし主人公が帰ってきて「我々の保身なんて当事者にとってはどうでもいい事で、人生がかかってるし命がかかってることもある。我々は検察なんだし真相追及をしないわけにいかない。」と言い、みんな被疑者の起訴を決意する。
これを見て研究界に少しはこのような考えをもってほしいと思った。今の研究界は不正があれば被疑者が責任から逃れようとするし、同僚も見て見ぬふりをし黙認、放置。研究機関は機関の不名誉、予算返上などを嫌がって告発を受けても握り潰し、規則無視、でたらめな調査、黒を白と判断する。その結果不正が改善されることなく続発してきた。
しかし、研究不正のために無駄な税金が使われ、不必要な巨額の税金を取られたり、期待した効果が出ない薬を騙されて使用し脳卒中や狭心症にり患したり、できるはずのない研究成果を再現しようとして巨額の研究費を無駄に費やしたり、嘘の成果に騙されて発展研究をやってしまう等の甚大な被害にあった人たちがたくさんいた。論文を訂正さえしない研究者もいた。当事者にとってみれば、被疑者や研究機関の保身などどうでもいいし、こんな被害を受けたらたまったもんじゃないだろう。
これらの研究者や研究機関は自分の保身しか考えておらず、そのために他の人がどれだけ損害を被っても知った事ではないと本気で考えているのだろう。これが現実だ。昨日のHEROの最後のシーンを研究界でも実践してほしい。