ペンダントの落とし主はシローの可能性が高いという事です。少なくとも何か知っているのでしょう。
(2-3)のまとめのとおり、のりおとこそこそやっていた事がわかっています。ペンダントを考えると、金庫室へ入った事と関係があると推測できるでしょう。
のりおもこの件に関係しています。では何のために金庫室に忍び込んだかといえば、金庫ですからね。目的はアフリカの星を盗む事しかないでしょう。
無論、現実的に考えれば他の宝石や現金を盗むつもりだった事も十分考えられますが、これまでの流れからわかるように、現金やその他の宝石は全く登場していませんから、アフリカの星を盗むつもりだったと考えてよいでしょう。ゲームでは金庫の中の貴重品は実質的にアフリカの星だけという設定なのでしょう。
のりおとシローがパーティ時にこそこそやっていたのは、金庫からアフリカの星を盗む事を企んでいたからです。
ダイヤ盗難説が正しいならシローが犯人の有力候補になり、(2-3)のまとめのとおり、シローは文珍を恨んでいたので余計に動機がある事になりますが、端的解説6で述べたとおり、シローより後にくるよが忍び込んだ時に金庫室に文珍の死体がなかったのだから、シローはアフリカの星は盗んだ可能性はあっても、文珍を殺していません。
くるよは金庫を開けられなかったと供述したので、現時点ではアフリカの星はシローが盗んだ可能性もあるし、くるよの後に金庫室に忍び込んだ人が盗んだ可能性もあり、その他の可能性もあります。
くるよの後に金庫室へ忍び込んだ人がアフリカの星を盗んだなら、その人が文珍を殺した可能性があるので、ダイヤ盗難説は現時点でも可能性があります。
その有力容疑者は(2-3)のまとめのとおり、アリバイがなく近々大金が手に入ると言っていた紳助でしょう。
また、(2-3)のまとめのとおり、シローはのりおとよく一緒にいて、シローが「のりおが芸人の鏡で人類の救世主だと思っている。」と、のりおを非常に崇拝している事からわかるように、のりおとシローは何かの仲間で、のりおが上司でシローは部下という関係でしょう。「人類の救世主」と言った様を見ると、私はカルト教団の教祖と信者のような関係を想起します。
そう考えるとピンとくるものがあるでしょう。(2-4)で闇の帝王と名乗る人物から脅迫電話がありましたね。端的にいって、のりおが闇の帝王でシローはその部下という可能性があります。(2-3)のまとめのとおり、のりおがおかしな事をしているという噂があるというのも、こう考えると説明できます。のりおは怪しい団体の首領で、不正な活動をしているので、おかしな事をしているという噂があるのです。これまでも脅迫電話、アフリカの星窃盗計画などの犯罪がありました。この推理はなかなか整合的です。
のりおとシローが不法な団体の首領と部下という関係で、アフリカの星窃盗計画を共謀し、シローが実行犯となった事は、のりおが首謀者でシローに窃盗の実行を命じたからでしょう。(2-3)のまとめのとおり、いくよがのりおはずっとホールにいたと証言しています。つまり、のりおも文珍殺害犯ではないのです。
(2-3)のまとめのとおり、いくよはパーティ時にシローがのりおとずっと一緒だったと証言し、のりおがずっとホールにいたとも証言。即ち、シローもずっとホールにいたことになり、アリバイが成立する。上の事はこれと矛盾します。確かにそうなのですが、結論からいうとこの点はゲームが整合的に作られていないという事でしょう。