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安倍内閣の横暴さ

安保法案を巡る安倍内閣の行動は横暴だと思う。憲法解釈を変更して集団的自衛権の行使を容認し、安保法案を無理やり成立させようとしている。これは憲法を無視して恣意的な政治をしているように思う。

憲法の解釈は法原理や理性に基づいて決まるものだと思う。少なくとも政治目的の実現のために恣意的に解釈を変更する事は許されない。憲法の規定を見ても、日本国民の生命や人権が外国からの武力攻撃の危機に晒されていないのに、同盟国を守るための武力行使を許容する条文はない。だから集団的自衛権の行使のための戦力保持は憲法9条2項が禁止する自衛のための最小の実力を超える「戦力」の保持に該当し、その行使は憲法9条1項が禁止する「武力の行使」に該当し違憲というのが歴代の内閣の解釈だった。

それを安倍政権の政治的都合で恣意的に解釈変更して集団的自衛権の行使を容認し、それに関連した安保法案を成立させるのは憲法を蔑ろにした政治である。国民の理解が進んでいないのに強行採決で強引に安保法案を成立させるのは横暴である。国務大臣や国会議員等の全ての公務員は憲法順守義務があり(憲法99条)、憲法に違反した全ての法律、国務に関する行為は無効である(憲法98条1項)

安倍内閣の横暴さを正さなければならない。


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