ORIが米国のニューヨークにあるAaron Diamond AIDS Research Center (ADARC) の元ポスドクJulia Bitzegeio(写し、写し2)の論文捏造、改ざんを公式に発表した(写し)。リトラクションウォッチによるとBitzegeioが務めていた研究室のPI、Theodora Hatziioannou(写し)は「操作は本当にささいなもので、Bitzegeioは(データの)見かけを変えただけ。」「論文は訂正されるだろう。Bitzegeioはもう科学の世界で研究を続けられないと思う。しかし、その確証は持てない。」と回答した。BitzegeioはすでにADARCを離籍した。Julia Bitzegeioは3年間米国の公的資金を受けられない等の不利益対処で調停合意した。
Julia Bitzegeioはネイチャーとサイエンスの共著論文がある。ネイチャー論文は日本人と思われるMasahiro Yamashita(写し)も共著。
Julia Bitzegeioの実績はそんなに悪くないと思うが、なぜ捏造、改ざんをしたのだろう。PIのTheodora Hatziioannouによると研究の結論には影響なく、単に見栄えをよくしたという程度で、論文訂正で済むらしいが、Julia Bitzegeioはもう研究を続けられないという。Julia Bitzegeioは何歳だろう?ポスドクだから27~35歳くらい?顔写真を見た限りでは40代ではないと思う。ADARCを辞めた後に何をしているのかは不明。
結論や主旨に影響せず、データの見かけをよくしただけで、訂正で済む程度の不正で学界から追放され研究者としてのキャリアが台無しになるなら、結論や主旨を捏造、改ざんした場合はなおさらこのような不利益を受けるのだろう。懲戒解雇が当然だ。