西中一幸(Kazuyuki Nishinaka)元立命館大学先端総合学術研究科の論文2報に不正があり撤回された。論文のタイトルを見る限り、専門は教育学。
西中一幸 「養護学校の義務制をめぐる諸問題の考察—1979年小中養護学校に関する政令施行後の動きに焦点をあてて」 Core Ethics vol.8, pp.305-315, 2012年
撤回理由 「先行研究の記述と酷似する箇所が複数存在し、研究倫理上の問題ある」(撤回公告より)
撤回公告日 2014年6月6日
西中一幸 「特殊教育から特別支援教育への変遷」 立命館人間科学研究 28, 99-113, 2013-10
撤回理由 著作権侵害表現が多数あった。
2報ともオリジナル文献を不適切に使用した事が撤回理由。オリジナル文献の著者が西中一幸ならば自己盗用、他者なら盗用。このあたりが明確に公告されていないので、どちらか不明。
本件で立命館大からの処分公表を確認できない。立命館大は自分たちの出版物に不正があったのだから、これを認知していないはずがなく、きちんと調査と処分を行わないのは不適切。