多賀直恒(Naotsune Taga、経歴1、経歴2、不正公表時約78歳、現在約79歳、建築学等、その他)至誠館大学建築システム専攻教授、山口福祉文化大学ライフデザイン学部ライフデザイン学科建築システム専攻教授、名古屋大学名誉教授、元九州大学教授が文献の不適切な方法による引用と改ざんが否定できない事で論文が削除された。これにより多賀直恒は厳重注意を受け、至誠館大学研究紀要への投稿が1年間不受理となった。
多賀直恒 「失われる地域の伝統文化と日本人の意識を探る : 都市の変容と地方消滅からの回帰」
至誠館大学研究紀要 1、pp.13 - 28 , 2015-03
不正と処分公表日 2015年12月28日頃(削除公告の電子ファイルの作成日付)
不正の態様 詳細不明。
発覚の経緯 不明。
不正の原因、動機 不明。
不適切な方法による引用は自己盗用又は盗用。公告では引用元が何か言及されなかったのでどちらか不明。再発防止策で新聞記事の引用について言及されたので、もしそれからの引用だったとすると・・・。至誠館大学はきちんと調査する必要がある。もしそうなら厳重注意は甘すぎる。
多賀直恒の専門は建築学や社会・安全システム科学らしいが、論文のタイトルをみると文系的な感じがする。不正論文の分野は中身を確認してみないとわからない。もし人文系の論文なら改ざんは珍しい。削除公告では「文献の引用方法が不適切であり、文献の改ざんの可能性も否定しきれない」と言及されたので、引用した文献を改ざんしたのか。公式には改ざんの可能性だが、引用した文献を書き替えたなら、それは通常故意に行わないと無理だから、それは可能性ではなくて・・・。至誠館大学はこの点もきちんと調査する必要がある。
削除公告は詳細でなく曖昧な表現だ。至誠館大学は必ず十分かつ厳正な調査を行って、もし盗用や改ざんがあれば相当の処分をする必要がある。