参議院選で改憲勢力が3分の2以上になった。改憲が必要かは大きな議論になっている。特に防衛の問題で改憲が必要という意見は大きい。現在は憲法9条の影響で軍事活動はかなり制限されている。
私は護衛艦に載った事があり、イージスシステムなどの防衛力はほとんどアメリカから持ち込んでいるという感じだった。自衛官に話を聞くと「アメリカのお下がりですね。」と言っていた。我が国の防衛はアメリカ依存だ。こんな事で大丈夫かと思う事もある。
改憲が必要という理由の一つに占領下で憲法を成立させた事が問題だという意見がよく出される。アメリカが憲法の草案を作ったから押し付け憲法だという人もいる。しかし、憲法や法律は国民の代表者が承認する事が一番重要で、誰が草案を作ったかは余り重要でない。閣僚など内閣が法案を提出する事が認められているのもそれが理由の一つだ。
それに私は誰が草案を作ったかより中身の方が重要だと思う。なぜなら、実際に我々に大きく影響するのは憲法の中身だからだ。だから私は押し付け憲法かどうかは余り重要な事ではないと思う。重要なのは憲法の中身がどうかという事で、それが良ければいいのではないか。
防衛だけでなく天皇の地位や新しい人権の問題などいろいろな憲法上の問題がある。それは国民がよく議論して決めていかなければならない。