田村泰一(たむら やすかず、約52歳、動画、経歴)早大商学学術院准教授の論文2編が盗用で取り消された。
田村泰一
「デジタルコンテンツビジネスにおけるプラットフォーム戦略の成功要因」
『日本経営学会誌』32号、p43-54、2013年11月20日
田村泰一
「ICT分野における標準化戦略とビジネスモデルの関係性」
『日本経営学会誌』33号、p28-39、2014年6月15日
取消し公告では著作権侵害などが理由と示されているが、端的にいって盗用。昨年11月に早大が公式に発表し、停職4月となった。前に紹介した。今回の論文取り消しは早大で不正が認定されたために行われたのだろう。掲載した学会でも倫理委員会を開いて検討した。
早大や日本経営学会の公告では盗用ではなく著作権侵害という言葉を使っている。間違っていないが曖昧な言い方だ。二重投稿も著作権侵害になり得るので、こう表現すると何があったのか正確に伝わらない。和文誌に限った事ではないが、盗用、剽窃、plagiarismと書くと悪印象なので、著作権侵害などの言葉で婉曲的に表現するのだろう。