大野里奈(Satona Ohno、筆頭著者、経歴、1981年頃生まれ、現在約35歳)カルフォルニア大学デービス校ポスドク、吉田進昭(Noriyuki Yoshida、責任著者、経歴)東大医科学研究所教授らの論文が撤回される見通しとなった。
以前紹介したとおり、PubPeerでimage manipulationが指摘され、私も説明を求めた。2016年9月27日の指摘などを受けて責任著者の吉田進昭が撤回を表明したので、意図的な捏造、改ざんを認めたのだろう。そのための撤回と推測する。
著者の英断と撤回は適切だと思う。なお、大野里奈の論文をPubPeerで調べると3報ヒットした。うち2報が筆頭著者、1報が撤回予定。