大野里奈(Satona Ohno、筆頭著者、経歴、1981年頃生まれ、現在約35歳)カルフォルニア大学デービス校ポスドク 元東大医科研らの捏造論文事件を受けて、松野博一文部科学大臣に対して質問が出て、松野博一文部科学大臣が回答した。
松野博一文部科学大臣記者会見録(平成28年11月8日)、写し1、写し2、動画(約6:50頃から)
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記者)
東京大学の研究所などで論文不正を指摘する告発があって、4日付けで本調査に入ったことと、9月にも同様に、今後22本の論文につ いて別の教授の6人に対する不正があるかどうかを確かめる本調査が始まるということがありましたが、これについて大臣の受けとめと、東京大学に求めること があればお願いします。
大臣)
研究活動における不正行為は、国民の科学に対する信頼を揺るがし、科学の発展を妨げるものであって、あってはならないことは当然で あります。東京大学の調査委員会において、不正の有無について調査が行われるものと承知をしております。その調査の報告を受けながら、今後しっかりと対応 してまいりたいと考えております。
記者)
今回まだ真偽の程を確かめている段階だと思いますが、しっかりと再発防止に向けて情報を公開していくべきだと思いますが、この点について大臣のお考えは。
大臣)
現状においては、東京大学の調査委員会が、これから調査をしっかりとするということですので、その調査報告を待ちたいと思っています。
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(文科省HPより)
「4日付けで本調査に入った」件が大野里奈らの捏造論文の事件。文部科学大臣が公式見解を述べたのだから大事件。吉田進昭(Noriyuki Yoshida、責任著者、経歴)東大医科学研究所教授は意図的改ざんや加工を完全否定。論文は画像のirregularities(不正)が公告で言及されて撤回された。東大は公正な調査を行ってほしい。
そういえば本ブログが扱った事で文部科学大臣の公式回答があったのはSTAP事件以降なかったので久しぶりだ。