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メガコレクションの妥当性

論文の捏造を疑われた時に、メガコレクション(大量訂正)を行って結論は間違っていないと主張し論文撤回を回避し、不正をごまかす事がある。某国立研究機関研究所の例など、いろいろ例がある。

メガコレクションで撤回回避や不正の隠蔽を行って大きな損害を回避できたと不正行為者は思うのだろう。しかし、本当にそうか?ガチ議論サイトの顕名の議論などをみると逆だ。

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近藤滋氏

「自主的にリトラクションした人と、明らかなコピペを指摘されても強制されるまで処置しない人や無理やりメガコレクションでごまかす人のどちらを信用する気になりますか?」

『たとえ、コレクションをジャーナルが認めたにせよ、読者はその論文のデータを信用しないので、その論文は「アカデミックな意味で」存在価値がありません。したがって、その論文に関する全てを代表する責任著者の義務として自主的にリトラクションをするべきだと、私は思います。』

「私がグラントや新規採用の審査委員であったとして、応募者の論文リストにメガコレクションの論文があれば、信用できない研究者と判断し大きなマイナス評価をします。中川さんもおそらく同じだと思います。逆に、リトラクションされていれば、リストにその論文がないので評価には影響しません。」

Shinichi Nakagawa氏

「これまでの論文に関しては悪質なもの(常習性やメガコレクション)に関して、個別に対応するほうが良い、という意見です。」

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ガチ議論サイトより写し

きちんと撤回しないと、本人だけでなく他の人や団体もさらに大きな損害を被る。


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