"Tide of lies"などで大きく報じられた弘前大学、見立病院などの事件は現在でも論文撤回が続いていて、リトラクションウォッチも続報を出しています。主犯とれたS氏の撤回論文数は82報で現在3位で、2位のヨアヒム・ボルドの97報を抜くかもしれない。1、2位が日本人になったら嫌だなー。共著者のI氏は4位で62報。1、3、4位が日本人医師。まさかトップ3を日本人医師が独占するなんてことはないと思うが・・・。
弘前大学、見立病院などの事件は弘前大学が不正の調査結果を出したものの中途半端に終わったという感じで、日本の各機関は調査を継続していない。当初から同様だったが、この事件は日本ではあまり報道されない。共著者が全てオノラリーオーサーという言い分けでみんな逃げ切ってしまった。撤回数1位のF氏の件も共著者が誰も捏造を知らなかったが撤回ランキング6位のS氏はギフトオーサーと主張した。捏造事件では似たような事を主張することがある。結局ちゃんと調査しないんですよね。
白楽ロックビル氏のブログで記載したように、きちんと調査しない事件はこれだけではない。思えば東大医科学研究所の事件も調査結果が未だに調査結果が出ない。これもうやむやにされているのだろうか。捕食出版とか捏造隠蔽、撤回回避のための悪質なメガコレクションとか他にもいろいろと問題がある。白楽ロックビル氏のサイトに掲載した平成ネカト(捏造、改ざん、盗用)ランキングの文献1,2で述べたとおり、この類の事件は今までも起きたけど、全然改善してませんね。