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撤回、捏造の多さとその改善

日本は研究不正大国などと言われ、サイエンスがTide of liesという記事を公表し汚名を晒している。撤回論文数ランキングの1、3、4位が全て日本人医師11位と14位も日本人だ

論文の撤回は大規模な誤りがあって結論に影響してしまったときや捏造などの不正行為があった場合に行われる。ランキングに載っている人はほぼ全員が捏造などの研究不正が原因だ。そうでなければこんなに撤回されない。ランキング4位の医師は研究不正が認定されていないが、大学などが隠蔽しているだけだろう。むしろ、捏造等でなくこれほどこれほど多くの論文撤回数を達成したというのは極めて能力的に問題があるかもしれない。

研究者は研究発表の結果で評価されるわけだから、例えば長期間にわたって10編以上の研究発表の結論や主旨等が間違っていて撤回しなければならないというのは、その研究者がまともな仕事が全くできない極めて無能という事であり、絶対に研究者を辞めた方がいい。仕事を続けても社会の害悪にしかならない。まだその意味では捏造による撤回の方がましかもしれない。その場合は倫理・人格の点で排除した方がいいが、どの道たくさん撤回になるような研究発表をしているようでは極めて悪い事は間違いない。

大量の論文等を撤回するほぼ全てのケースは悪質な捏造等を長期間続けた場合だから、日本では研究不正が非常に多いといわざるを得ないだろう。大量訂正によるごまかしを行っているのは、撤回よりももっと悪質だ。

2000年以降に研究不正が激増し、論文撤回数も激増した。それだけまともでない研究が多く発表されるようになったということだ。競争原理による業績主義やトップダウン型研究不正の弊害、捕食出版、偽装査読など現在の学術問題を必ず改善しなければならない。


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