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私の研究公正の活動とその影響力、貢献について

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研究公正のための活動を続けて、研究不正の問題点や改善点の社会共有や再発防止に貢献してきた。ただ、私の活動だけでは限界があり、これまでもマスコミや他の方々のお力を借りてきた。

そのうち業績欄で書くかもしれないが、私の通報やブログの公表で記者会見が行われて不正行為の説明が行われたり、全国新聞の報道を通して文部科学大臣が公式声明を出した事もあるし、日本の研究公正の制度の改善につながった事もある。

しかし、これらはマスコミや他の方々の助力がなければできなかった事ではないかと思う。当たり前だが匿名ブログと全国新聞などのマスコミでは影響力や信用度が違う。徳島大学の博士取消しと捏造事件が最近の例。徳島大学が規則に違反して学位取消しと調査結果の公表を秘匿していた事に対して私の情報提供でマスコミが取材して徳島大学が記者会見を開いて学位取消しと捏造を公表した。調査結果の公表で指導教授が元院生に対して博士を質に求めるデータを提出する様に圧力をあけて望みの結果を捏造して提出させたという不当な指導があった事が判明した。元院生は学術研究のキャリアを絶たれた。さらにその後のSNSの調査で学長のギフトオーサーがあった事も判明した。もし私の情報提供がなければ、不当な指導で同様の不幸な学生が出る事を防げなかったかもしれないし、学長のギフトオーサーなども問題も発覚しなかったかもしれない。

しかし、これらはマスコミが取材や報道をしなければ実現できなかっただろう。個人が大学の広報などに取材しても答えられないと言われて、何も情報が得られない。マスコミだと回答してなぜ個人の問い合わせに対応しないのかは不明だし不平等だと思うものの、マスコミの影響力と信用度は高いと実感する。

マスコミが報道すると改善点などの社会共有に役立つ。私がブログやツイッターなどで公表しても影響力は低い。日大教授の盗用等の事件は私の情報提供で全国新聞が報道した後に、SNSで多数の反応があり、不正行為者や不正論文の特定に繋がった。日大が規則に違反して非公表にした情報を明らかにできたので、規則違反の補完や改善点の社会共有などに貢献できた。

マスコミの助力がないと私の研究公正の活動は効果が低いままだ。マスコミには感謝している。

匿名だと教授などの肩書がない点も正直痛い。教授などの肩書があると影響力や信用力が違うと思う。

匿名の活動は限界がある。それなら私が新聞社に入ったり出版社を創業したり、研究公正のための法人を設立して出版するとか所属を明らかにすればいいんじゃないの?と思うかもしれないが、今の立場でないとできない事もある。マスコミが今の私のような活動は無理でしょう。研究公正の問題を扱わないのは、まあ、売れないからでしょう。

これもそのうち業績欄で紹介すると思うが、サイエンスが"科学史上最大"と研究不正事件といった研究不正事件である見立病院・弘前大学等事件は大事件なのにマスコミはほとんど報道しなかった。弘前大学は私のブログ記事を見て学長関係の調査を開始し、記者会見を開いて報道に至った

弘前大学はその後S関係の論文を調査し、多数の捏造を公式認定した関連)。これも33論文の不正を指摘した論文をもとに私が通報して弘前大学が調査したものだ。私の通報がなければ調査が行われず不正の公式認定や実態解明の一部が実現せず再発防止に役立ったなかったかもしれない。

見立病院・弘前大学等事件は国際的には大きく扱われていたが、日本国内ではほとんど扱われず、だいたい私の報道や通報の後に記者会見が開かれてマスコミが報道するという形だった。これはたぶんマスコミにとって見立病院・弘前大学等事件を報道しても社会の関心が低いと思ったからだろう。この事件は臨床にも大きな影響があったと思うので社会に伝える必要性は高いと思うが、なぜかあまり報道されなかった(関連1)。

これまでは貢献が本質であることや報復を恐れて私の存在は表に出さなかったが、これからは貢献を公表していくかもしれない。ひょっとするとそれを売り込むのも重要?私のような活動なしでは現在の研究公正はいくつか実現しなかったかもしれない。

今の活動は匿名でないとできないが、影響力、信用力を得るためにマスコミの力を借りる必要がある。でも、マスコミのような影響力、信用力をできれば得たいと思う事もある。

今後は貢献を売り込んでいって、できる限り評価を上げていく事も重要なのかも。


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