須賀晃一(Koichi Suga、1954年生まれ(注1)、経歴、厚生経済学・社会的選択理論)早大副総長が著書を盗用。榊原健一千葉大学教授(当時)との共著論文を無断で翻訳し、榊原健一を著者から省いて著書「再分配とデモクラシーの政治経済学」の第4章として掲載した。裁判で争われ盗用などを理由に謝罪文の掲載や損害賠償となった。
裁判記録1(写し、上野達弘 早大教授の文献)、2(写し、謝罪文)
裁判で盗用が認定された。共著者の同意を得ずに著者から省いて研究成果を公表するのは盗用で、過去に何度も盗用と認定され懲戒解雇などの重い処分となった。瀧川薫 元滋賀医科大学の事件などが同様。
早大では総長選を前にして裏でいろいろ争われているようだ。論文盗用の怪文書などが出ているらしく、たぶん須賀晃一の事だろう。フライデーによると共著者にお詫びして法的に解決しているということだが、早大は懲戒処分を行ったのか。大学としての調査結果を確認できない。盗用した人物を副総長にするのは考え難いので、調査や懲戒処分を行ず隠蔽したのかもしれない。岡川梓(国立環境研究所)、伴金美(大阪大学)の捏造などを国環研・阪大が顕名通報を規則に違反して調査せずに隠蔽したり、日本計画行政学会が論文著者の岡川梓、伴金美とぐるになって意図的虚偽記載の大量訂正を黙認する不正な査読を行って、出版倫理に違反して全結果や主たる結論を書き換え、捏造を隠蔽するための大量訂正を掲載した事件や岡崎定司 大阪歯科大学らの改ざん事件を同大が隠蔽した事件など隠蔽事件は多い。
大学、研究所、学会などが腐っていて隠蔽するケースは解決せず、ぐるになって不都合なことから目を背けて不正を黙認する悪い慣れあいばかりが繰り返される。なんとかしてほしいものだ。
総長選などになると足をひっぱる目的などで怪文書などが出るのかもしれない。最近スクープされた友田明美 福井大学らの査読欺瞞事件も有名人などに対する妬みや恨みなどで陥れ目的で毎日に情報提供されたのかもしれない。毎日やフライデーは足を引っ張る片棒を担ぐなと思う人もいるかもしれないが、報道や出版は裏付けできて世間に伝えるべき情報の場合は情報提供者の意図と関係なく公表するのが仕事でこれまでも何度も情報提供で政治家や企業などの不祥事が報道されてきた。腐った大学、研究所、学会などのように黒でも隠蔽するという事をしない。そもそも規則をゆがめたり不正を減免する理由は全くない。
フライデーの報道が早大の総長選にどのような影響があるかわからないが、研究公正については適切に扱ってほしい。
注1 須賀晃一は1954年生まれという文献がある。Wikipediaでは1954年6月生まれ。早大の紹介によると1976年一橋大学卒業。それだと1976年3月時点で21歳。計算が合わないので何らの情報が間違っている。本稿では須賀晃一を1954年生まれと紹介。