小保方晴子は何の謝罪や説明もせず逃げ続ければ解決すると思っているようだ。ES細胞を混入してSTAP細胞を捏造した犯人は特定されていない。非常に悪質な犯人を放置するのは到底納得できない。理研はこれ以上は調査するつもりは無いようだから、犯人特定のためには刑事捜査で徹底的に調査するしかないだろう。
刑事訴訟法第239条1項 何人でも、犯罪があると思料するときは、告発をすることができる。
犯罪捜査規範第63条1項 司法警察員たる警察官は、告訴、告発または自首をする者があつたときは、管轄区域内の事件であるかどうかを問わず、この節に定めるところにより、これを受理しなければならない。
刑事訴訟法第189条2項 司法警察職員は、犯罪があると思料するときは、犯人及び証拠を捜査するものとする。
刑事訴訟法第242条 司法警察員は、告訴又は告発を受けたときは、速やかにこれに関する書類及び証拠物を検察官に送付しなければならない。
上で示したとおり、刑事告発は誰でもでき、告発すれば警察は受理義務があり、捜査義務が発生する。小保方晴子は故意の研究不正が確定しているので、非親告罪である偽計業務妨害罪等になり得る。個人や市民団体等が刑事告発すればES細胞混入者が特定できるかもしれない。ディオバン事件は薬事法違反による強制調査で改ざん実行者が判明した。研究不正で刑事事件化の前例がないわけではない。
STAP細胞捏造事件は日本史上最大の研究不正事件だ。誰かが刑事告発するかもしれない。刑事告発に限らず、来年もこの事件への追及が続く可能性がそれなりにあると私は思う。