今年はいろいろありました。
特に本ブログでSTAP細胞事件を紹介したため、大きな影響がありサイエンス誌のニュース、ミドルメディア、週刊誌、テレビ報道で本ブログが紹介され、執筆登録依頼なども受け、大変反響があった1年でした。世間に研究不正やその対策の問題点や改善の必要性を伝えられた事やネット告発も正式な告発に準じて扱われ、故意だけでなく著しい注意義務違反も不正になるように文科省ガイドラインが改定された事は成果だったと思います。ブログの知名度が上昇し、ツイッターのフォロワー数も大きく増えました。
一方で、クラウド査読が小保方晴子氏の研究不正を暴いてしまったため、週刊文春等の過激バッシングなどが起こり過激報道をやめるように提案しましたが、ほとんど効果がなく、笹井芳樹氏の不幸などが起こってしまっことは残念でした。また批判的言論が多く、私としては快くありませんでした。記事は人気が下がっても研究不正関係の記事を扱うのを止めようと思っていたのですが、人気が下がるとモチベーションが出なくなってしまって結局読者受けする記事の執筆を続けてしまいました。そういう矛盾行動もありました。研究不正を扱う事について止めてほしいかどうかの記事を書いた事がありましたが、意外と続けてほしいというコメントが多かったです。このブログの読者は研究不正を許せないと思う人が多いからではないかと思います。
本ブログは啓発効果等を目的にしているので、今年は社会に影響を与えるほどの発表ができた事に満足しています。
今年1年ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。
世界変動展望 著者
2014年12月31日