『FI幹細胞データに関しては当初の解析結果が同氏の希望の分布をとらなかったこと、それにより同氏が追加解析を実施していること、当初解析結果と追加解析結果で使用したマウスの種類も含め結果が異なること、複数細胞種を混ぜた可能性が高いこと(故意か過失かは不明)から不正の可能性が示されるが、どのようにサンプルを用意したかを含め同氏本人の記憶しかないため、意図的な捏造との確証を持つには至らなかった。よって、捏造に当たる研究不正とは認められない』(出展 リンク先、写し)
O 30代女性研究者の第二次調査結果はいくつもまずい点があるが、このような証拠が示されても被告発者が自白しなければ不正としないという判断は誤判であり、非常にまずい。要するにこれは望みの結果がでなかったので複数種類の細胞を混ぜて都合のよい結果を作ったという事。
それが、故意か過失か不明で、O 30代女性研究者が自白しなかったので不正ではないとは!
STAP幹細胞等の正体がES細胞だと断定した点は評価するが、それ以外の多くの点でまずい。
はっきりいって、第二次調査委員会は被告発者が自白しない時は、バカでもわかるような極めて明確な証拠があるケースだけ不正を認定するというスタンスだったのだろうが、そんな判断基準にしたら、ほとんど自白しなければ黒でも白になる、といってるようなもので、非常に不当な判断だと思う。
上のケースだけではなく、O 30代女性研究者が実験ノートや生データを提出しなくても不正でない等の判断は極めて不当だと思う。
こういう調査は断じて認められない。