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東大分生研事件後の加藤茂明氏

加藤茂明氏は元東大分生研教授で骨代謝の分野で著名な研究者。2012年頃に発覚した研究不正事件で引責辞任した。加藤茂明氏の研究不正事件後の活動は他の研究不正行為者の活動とは違い、なかなか良いと思う。大概の研究不正行為者は研究不正に関してだんまりを決め込み、処分後も逃げ続ける。例えば岡川梓、伴金美は論文等の不適切さを学会等から指摘されても訂正すらせず、何の説明もしようとしない。O 30代女性研究者も逃げ続けている。他にも服部良之、川上明夫なども同様。

一方、加藤茂明氏は東大を引責辞任した後、福島県でボランティア活動し、相馬中央病院や仙台厚生病院などで論文指導などの仕事をしている。上昌広氏によると『研究不正で責任をとった教授の再出発は重要なテーマだ。成功例は加藤茂明・元分生研教授だと思う。福島で地元の子供、若き医師を指導している。彼が関わる病院だけが、若手医師が激増している。「加藤先生に指導して貰いたい」という人が多い。来年、いわきときわ会常磐病院に彼の基礎研究室が出来る』(上昌広氏のツイッター、2015年8月26日)

最初にあげた人たちと加藤氏の活動を比べると大きく近い、加藤氏の方がずっと良い活動だとわかるだろう。研究不正問題が報道された時も、加藤氏は他の人たちに比べてよく説明していたと思う。その点でも他の人たちと全然違う。

東大分生研事件は東大開学以来最悪の不祥事と言われた事もあり、東大の報告書では、加藤氏の活動は非常に悪質だったと認定された。しかし、加藤氏が上のように様々な善良な活動をしている点を私は評価する。上氏がいうように加藤氏のような人物がきちんと再出発できる仕組みを作ることは重要だ。

皆さんはどう思いますか。


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