福井七子(Nanako Fukui)関西大学外国語学部教授、森貴実代(Kimiyo Mori)の論文が不適切さのため取り消された。森貴実代の名前は取り消し公告では森貴実子となっている。
取り消されたのは関西大学外国語学部紀要 第12号 pp11-43 (2015)。
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当該「研究論文」は、外国語学部専任教員である福井七子教授を第一著者、外国語学部専任教員ではない森貴実子氏を共著者とする共著論文として「執筆申込み」が提出され、編集委員会が投稿を許可した。しかし、掲載された当該「研究論文」は、共著論文とは言えず、森貴実子氏による単著論文であると認められる。外国語学部紀要投稿規定では、編集委員会が許可した特別な場合を除いて、外国語学部専任教員が第一著者でなければならないとの規定があるが、当該「研究論文」はこの規定に違反する。
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(取消し公告より)
取り消し公告だけ見るとギフトオーサーシップがあったと読める。しかし、論文(写し)をみると森貴実代の単著のように見え、福井七子は前書きの部分に名前がある。取り消し理由は第一著者が関西大学外国語学部専任教員である必要がある旨の投稿規定に反したから。こういう論文取り消しは珍しい。