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自己を非常に苦しめる不正行為者のその後の生き方

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研究不正行為者のその後をみると、だいたいは前向きに生きていると思う。医師や歯科医師免許を持つ人はその仕事をしている事が多い。論文は出せないが、現在の職業で第2の人生を前向きに歩むのはよい事だ。

しかし、中には自己を非常に苦しめる愚かな生き方をしている人もいる。氏名や事案を詳しく書くと特定されてしまうので、できる限り伏せて書く。それでもわかる人にはわかるかも・・・。

某人物は悪質な研究不正で某大学を解雇され、不正行為や解雇もテレビや新聞で報道されてしまった。不正行為時に47、48歳。医師免許等の専門職の資格を持っているわけでなく前職のスキルも何の役にも立たず、一般的には収入を得るにはアルバイトや短期雇用等で再就職するしか道はない。何よりも悪質な研究不正で解雇されたので、信用を大きく落とし、再就職するだけでも至難の業だ。遊んでいられる余裕は全くなく、ましてこれ以上信用を落す悪質な行為をするのは社会と全く関わりを持てなくなり立ち直れなくなる。

しかし、驚いた事にこの人物は解雇された後も実質的な無職を続け、怪しげな内容、共著者、所属で論文を複数発表し続けた。昨年も発表した。研究者生命は完全に断たれており、論文を書いても収入や人事にはつながらない。某人物にとっては仕事ではなく完全な遊びだ。テレビを見てるのと同じ。常識的に考えて、47、48歳で悪質な研究不正で解雇され、それが公表された人は再就職だけでも極めて難しく、論文を書くなどの遊びをやってる余裕は全くないはずだ。生きていくだけでも極めて苦しく厳しい事を身をもって知ると思うし、知らないなら全くわけがわからない。

それでも少ない遊びの時間と費用をこつこつためて数年に1度趣味で論文を発表するという事はあるかもしれない。別にそれはいいと思う。

しかし、最も愚かなのは、不法な行動を続けた点。上では怪しげな内容、共著者、所属と書いたが端的にいって捏造。世間では少し話題になった。完全に信用を失っているので論文が完全に無視されているのは言うまでもない。悪質な研究不正で解雇され、懲りるはずなのに、また不法な行動を続けた。全く反省がないどころか、救い様のない病的不法行為者という印象を世間に与えてしまった。とどめを刺された後に、八つ裂きにされたという感じ。自分で自分の人生を台無しにした。

この人物は言っても無駄なので周りは放置しているのだろう。止めてくれる人さえいない・・・。中には自作自演や自分が不法行為者と世間にばれないと思っている人も。

このような人物をみると誰でも非常に嫌がるし関わりくないと思うに違いない。社会と関わりを持って生きていけない。無人島で生きるならともかく、そんな事なんて不可能だから・・・。異常な人物ならともかく、誰しもそんな非常に不幸な生き方をしたくないだろう。

私は人に生き方を説ける程偉くはない。ただ、不正行為後に後ろ向きの生き方をするのは非常に愚かで何の益もなく、自分を苦しめるだけだというのはわかる。これは真っ当な人なら誰しも同じ様に考えるに違いない。

いい大人にいちいち言うまでない事だし、最初に述べたように多くの不正行為者は不正後に前向きに生きているが、最低でも復讐、嫌がらせ、捏造等の極めて後ろ向きな生き方だけはしないように。自分は大変な愚か者と世間にアピールし、自分を非常に苦しめているだけだ。他の人がその人を見たらどう思うか考えれば普通わかると思うけどなー。そういう思考がはたらかないか、思考がはたらいても行動を制御できないから病的なんだろうけど・・・。そういう人はまず病院へ行って素直に相談し、治療を受けた方がいいでしょう。

上のような極めて不幸な生き方をせず、前向きに生きてほしいと思う。


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