新潟薬科大教授が研究業績を偽り補助金240万円を不正受給し、諭旨解雇になった。諭旨解雇は3月31日付。研究業績を偽って公的研究費を不正受給すると、数年間の応募禁止などの罰則があるが、それだけでなく解雇等の重い懲戒処分もある。
不正論文を申告したり、撤回すべき論文を撤回せずに業績申告したり、著者でないのに著者として名を記載して業績申告する等の不正を行うと、このような重い罰を受ける事がある。下手をすると詐欺罪に問われるかもしれない。
2015年に韓国人のハン・ドンピョが捏造した研究成果で巨額の研究費を詐取したとして、懲役57ヶ月、720万ドルの返還命令を受けた。
捏造論文や撤回論文の発表やそれに基づく研究費の不正取得は重い罰則だけでなく、他の研究者にも甚大な損害を出す事がある。公正な活動が必要だ。