ネイチャー論文のコピペ捏造がネットで騒がれている。28日に公表されたばかりなのに、1、2日であっというまに拡散した。PubPeerでは責任著者が調査すると公表。ネイチャー誌も調査するらしい。STAP論文の時もそうだったが、今ではSNSであっという間に拡散する事がある。あの時は私のブログとツイッターの情報が非常に拡散していって驚いた。
今回指摘されたコピペ捏造に対する責任著者の説明を聞くと、訂正の方で処理するつもりか。再現できるとか、結論が間違ってませんという方向の説明をする場合は、強引でも訂正で済ませようとする事があるし、ネイチャー誌の悪しき前例を考えると、メガコレクションを出しても全然おかしくない。捕食出版と同じで、メガコレクションは改善の必要がある。いろいろな人物が悪質なメガコレクションをやっている。その他の文献。
指摘したElisabeth Bik氏は論文告発でも有名な方で影響力は大きいのだろう。今回の対応のはやさはネイチャー論文だった事も大きい。日本の場合は対応が遅すぎる。T大学のOやYの捏造事件、K研究所やO大学のOやBの捏造や不正の隠蔽、T大学医学系の捏造、別のT大学の捏造、K大学の捏造と博士論文捏造、学位取消し回避、H大学、K大学のSらの捏造など放置されているものが多い。平成5大ネカト事件の文献で言及したとおり、改善のための努力が必ず必要。