論文の引用回数は研究者の重要な評価の一つです。では最も引用された研究成果が最良か?その事に関する論説がネイチャー誌に掲載されました。関心のある方はどうぞ。下の調査結果をみると100点をつける研究者はほとんどいません。こんなものでしょうか?
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2005~2008年に出版した論文中で最も多く引用された論文の生物医学者による自己評価 [1]
論文の引用を公正に行わかれない事はよくあります。例えば、不当な自己引用、共同研究者や同僚間の相互引用など。雑誌間でもインパクトファクターを不当に上げるために自己引用や相互引用をやっています。ブラジルの4学術誌がそれでトムソンロイターからインパクトファクター算出対象外とされました(関連)。そういう不公正な取扱いもあるわけですよ。だから必ずしも引用回数が多いから評価が高いというわけではないと思います。
参考
[1]Nature 514, 561–562 (30 October 2014)