沈 雨香(Woohyang Sim、韓国出身、経歴)早稲田大学国際学術院 国際教養学部の研究不正が調査されている。リトラクションウォッチで報道。PubPeerでの疑義指摘1、2。教育系は経済系と並んで最も研究不正の発生率が高い分野。岩手大学などでも教育系の不正行為があったが、公正に扱われなかった。本件はすでに一部の論文がオンラインで見れなくなっており、撤回されようだ。撤回前、撤回後。撤回が出たので、研究不正はあると思うが・・・早稲田大学というと小保方晴子らの大量博士論文の盗用事件で大部分の盗用博士論文の博士を取り消さなかったり、小保方晴子の不正な博士論文について調査委員会が博士取り消しをしない決定をしたり、博士論文の下書きを製本版と誤って提出したという信じ難い弁明を認めた等著しく不公正な扱いがあった。
その後田村泰一早大商学系が盗用で停職4か月になるなど研究不正がいくつか続き、須賀晃一(厚生経済学)が盗用を行いながらも副総長に就任するなど、早大は考えられない扱いも多い。
本件は大きい事件かもしれない。沈 雨香は約1300万ドルの共同プロジェクトの共同研究者。事態が大きいと不正を避けるために不公正な扱われることも多く、上記の早大の不公正な扱いもその例。そういう意味では早大は前科がある。上記の例では大量の盗用博士論文があったため、小保方晴子の博士を取り消しにすると大量に博士を取り消すことになるので、それを避けるために調査委員会は小保方晴子の博士を取り消さないという決定を行った。当時は大量の盗用博士論文を摘発したことで大きな注目を集めてマスコミに大きく報じられ、外圧をかけられてよかったのだが、不正認定のハードルや処分の程度が理不尽に上昇し、上記のような不条理な扱いになってしまった。研究不正の通報は計画的に行うことが重要である。
リトラクションウォッチを見る限り、沈雨香は争うつもりのようだ。論文は撤回されたのでケアレスミスでは済まない。早大が公正に調査するかは結果を見るまでわからない。研究公正で最王手のリトラクションウォッチが本件を報道したのは大きい。
本件は大事件に発展するかもしれないので注視したい。早大はくれぐれも公正な調査を行ってほしい。