小保方晴子への研究費の返還は論文投稿に関連した数十万円になり、検証にかかった費用約1500万円は請求されない見通しと報じられた。理研は「研究自体は行われていたことから、請求対象を論文投稿に直接関連した経費に限定する」というが、小保方晴子は調査で生データや実験ノートを示さず、本当に実験が行われたか裏付けできないものも数多くあり、研究自体が行われていたのでそれに関しての返還請求をしないという判断には違和感を覚える。文科省ガイドラインでは実験ノート等を示さず疑いを覆せない場合は不正と認定されるルールになっており、本来であれば不正が認定され返還請求の対象になったはずだが、桂勲委員会がガイドラインに違反して不正を認定しなかったので不当な結果となった。これは非常にまずい点で、生データや実験ノート等を出さなければ責任から逃れられるという大変な悪例になった。こういう判断は到底認められない。
それにSTAP論文はほぼフィクションといっていい内容で、不正な事に使った研究費は返還するのが道理だ。小保方晴子が自分でES細胞を混入させて様々な実験結果を捏造したのが真相だろうが、それは公式認定されていないので無理としてもテラトーマの作成等不正が認定された研究の費用は返還するのが道理で、論文投稿に直接関係した費用だけが返還対象になるのは軽すぎる。
また検証費用は約1500万円かかったのに一切返還請求されないのは納得できない。もともと小保方晴子が検証を始める前から検証は無益濃厚で、やってもお金を無駄に費やす事になるのは多くの人がわかっていた。日本分子生物学会は公式に検証凍結を提言し、多くの研究者がまずは疑義に対する説明を求めたが理研や小保方晴子は無視して検証を進めた。検証の結果は周知のとおりSTAP細胞はなかったという事になり、検証の費用は予想通り無駄になった。検証はせいぜい小保方晴子や一部の政治家等を自己満足させるだけだった。
私は検証が無駄で金の浪費になるのが濃厚だとわかっていて分子生物学会から検証凍結を公式に提言されたのに、無視して検証を進めて税金を無駄にしたなら、せめてその費用は小保方晴子が自分で負担するのが筋だと思う。小保方晴子を自己満足させるために税金から研究費を出しているわけではない。だから、最低でも検証に使った費用は返還させないと納得いかない。
もっと言ってしまうと、小保方晴子がES細胞を混入させて虚偽の結果を捏造したと多くの人が見抜いている。公式に認定されていなくても、世間はそんなに甘くない。小保方晴子がそういう見解に対して説明せず逃げ続けているなら尚更だ。STAP細胞が存在せず検証しても無益な事は小保方晴子が誰よりも知っていたはずだ。それなのに「STAP細胞はあります!」と大嘘をついて世間を騙して大騒ぎさせ、税金を約1500万円も無駄にさせたのに返還請求されないのは余りに不条理ではないかと思う人は多いだろう。正直いって私もそう思う。
公式認定されていなくても、金の浪費が濃厚なのをわかっていて学会から凍結を提言されてたのに、無視して検証を進めて約1500万円も税金を浪費させたのは確かだから、最低でもこれくらいは返還させないとまずい。
皆さんはどう思いますか。