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STAP事件は分子生物学会の著名人が初期頃に追究したのか?

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『論文発表から約1週間がたった頃、竹市先生から呼びだされた。・・・見せられたのは、日本で一番大きな生物学分野の学会に所属する有名な先生たちからの連名のメールだった。メールの内容は、私が筆頭著者の過去の論文に、PCRのゲル写真の使いまわしの疑義があるというものだった。「悪質な研究不正を行う人であることが明白なので、耳が痛い話とは思いますが、容易に信用しないように」などと辛らつな言葉で書かれていた。「初めて同業者の嫉妬を感じるね」と竹市先生は言っていたが、私はどこに疑義があるのか確認するために急いで自分の研究室に戻り、昔のデータが入ったハードディスクを開いた。

(中略)

疑義のかかった論文は私の博士論文の原著論文となっている「Tissue Engineering: Part A」という雑誌に掲載されている論文だった。

(中略)

しかし、すぐに、私の過去の論文に疑義があると竹市先生のもとに送られてきた告発のメールに記載されていた内容と同じPCRのゲル写真の情報が、インターネットを通じ広範囲に出回るようになった。疑義がかかった図表は留学先で作成されたもので、私の作ったものではなかったが、この疑義のかかった論文の話題はインターネット上で大反響を呼んだ。図表が作成されたアメリカの研究室で訂正が出され、すでに出版社によって受理されていたが、ネット上では竹市先生に送られてきた告発のメールと同じように、「研究者として真っ黒」 「ネイチャーに出ているデータも捏造に違いない」などと書き立てられるようになった。私はネイチャー論文の共著になっている先生方への申し訳なさで胸が張り裂けそうだった。

(中略)

アメリカの小島先生が、「Tissue Engineering: Part Aに出ているデータはバカンティ研の管理体制に問題があったことが原因なので、小保方さんのせいではない。このようなことになってしまい申し訳ありません」と、ネイチャーの共著者の先生や早稲田の先生たちにメールを出してくれた。通常ならば論文に疑義がかかると、問い合わせにはシニアオーサーが対応する。しかし、ネイチャー論文発表後の初期の報道で、私の名前ばかりに注目が集まってしまったためか、世間の厳しい目は筆頭著者の私に向けられた。』(小保方晴子 「あの日」 第八章 p142~145 より)

上で言及されたTissue Engineering: Part Aの疑義は私がブログとツイッターで紹介して爆発的に広まったので、具体的にはリンク先の☆1の件サイエンス誌のニュースでも紹介されJ-CAST等で報じられガジェット通信に転載された。PubPeerなどで疑義が出ていた2月上旬は騒ぎにならなかったのに、私の紹介で大きな反響になったので、私の報道はSTAP事件の追及の発端の一つになったかもしれない。

このリンク先の☆1の(1-1)、(1-2)を最初に発見したのは誰か気になっていが、小保方晴子の著書を読んで日本で一番大きな生物学分野の学会に所属する有名な先生たちの誰かと判明。端的にいって日本分子生物学会の有名な先生の誰か。理研に連名で告発したのだから、告発者が誰か理研はわかる。出展は忘れたが、2014年2月上旬時点でもマスコミに情報が流れていたらしい。時期は12日頃だったと思うが、2chにも匿名の書き込みがあったと思う。分子生物学会の有名な先生の誰かはマスコミに告発したり、2chで匿名で告発したのだろうか。小保方晴子の言う事だから信用できないが・・・。

これって小保方晴子の逆告発なのかな・・・。さて、私は日本分子生物学会の有名な先生の誰かでしょうか?

STAP事件はクラウド査読で解決した事件で、最初のうちは専門家だけが追究していたと思うが、騒ぎが大きくなるにつれて一般の人も追究に参加し、不確実な情報や間違った情報をどんどん拡散させていった。それまでのクラウド査読では見られなかった現象だった。

専門家でないと研究不正の追究はなかなか難しい。


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