交響曲「わが祖国、第2章モルダウ」(作曲 ベドルジハ・スメタナ)
奇皇后を見てこの曲を思い出した。モルダウとはチェコのヴルダヴァ川の事。この曲は6つのパートからできていて、(1)モルダウの水源(2)森の狩猟(3)村の結婚式(4)月の光・水の精たちの踊り(5)聖ヨハネの急流(6)モルダウの大河の流れ、である。視聴すればそれぞれテーマをイメージできるかもしれない。特に最後の(6)のパートはスメタナの祖国チェコの独立と繁栄の願いが表現されていて、聴くと確かにそういう感じの音楽だと思う。祖国が大きく繁栄してほしいという気持ちがよく出ていると思う。
先に述べた奇皇后を見て、韓国の歴史を調べるとある程度長い期間他国に支配されていたし、韓国の人には非常に申し訳ないが弱小国だったと思う。(イギリスや日本も弱小国だったが。)奇皇后の中で高麗王ワンユが皇太子時代のタファンに向かって「自分の国の民すら守れないのにお前を守らなければならない事のくやしさがわかるか?」と言う場面がある。韓国人もおそらくモルダウの第6章のように祖国の繁栄を願っているに違いない。
現在は経済発展し自動車産業等が盛ん。放送権料の安さのために韓国ドラマ等が海外で放送されている。オリンピックの野球やキムヨナ選手の金メダルなどスポーツ方面でも活躍している。今後もがんばって、モルダウの第6章で描かれているような繁栄を実現してほしい。